ソフトバンクグループ(9984)は、携帯電話など様々な事業を展開している企業です。
株主優待は、株主優待券などです。
企業名 | ソフトバンクグループ 株式会社 |
種類 | 情報・通信業 |
権利確定月 | 3月・9月 |
優待内容 | 株主優待券 |
優待回数 | 年2回 |
配当利回り | 0.41% (2019/03/29 終値) |
100株 | 107万4,500円 (2019/03/29 終値) |
ソフトバンクグループ(9984)とは
ソフトバンク・グループ(9984)は、“情報革命”を旗印に様々な企業買収をすすめてきた企業です。
携帯電話のイメージが強いですが、下の図のように様々な事業を展開しています。
ソフトバンクは、カリスマ経営者の孫正義氏が創業した企業としても有名ですね。
ソフトバンクグループは、これまでに主力事業を転換してきました。
現在、国内の携帯電話市場は飽和状態なので、携帯電話事業からの転換をすすめている真っ最中ですね。
ソフトバンクグループの主力事業は、携帯電話事業です。
2018年3月期の決算をみても、5,115億円のキャッシュを稼ぎ出しています。
ソフトバンクは、3ブランドで携帯電話事業を展開しています。
ユーザーのターゲットに合わせて、ブランドを運営しているようなイメージですね。
“Y!mobile”と“LINE MOBILE”のユーザー層が重なっているのが気になります。
ソフトバンクは、携帯電話業界では第3位になります。
ちょっと古い資料ですが、2017年3月末のシェアは24%です。
下の図はKDDIの資料ですが、見やすかったので載せました。
2016年、ソフトバンクは英国のアームホールディングスを約3兆3,000億円で買収しました。
アームは、スマホ向けのCPUなどを設計している企業です。
スマホの9割以上はアームの設計した半導体を採用しているといわれています。
アームは半導体の設計では圧倒的なシェアをもっていますが、利益は全然でていないので課題も多そうですね。
今後のソフトバンクの成長エンジンは、アームかもしれません。
ソフトバンク傘下のYahoo!JAPANは、安定した収益を稼いでいます。
Yahoo!JAPANは、“Yahoo!ニュース”や“ヤフオク”、“Yahoo!ショッピング”、“Yahoo!ファイナンス”など、日本を代表するWebサービスを提供しています。
今後の成長性は感じませんが、毎年キチンと業績を上げていますね。
ソフトバンク巨大ファンドが狙う5大分野 https://t.co/Yq4bLvJlQX
— 日経電子版 テクノロジー (@nikkei_tech) March 24, 2019
ソフトバンクは、超巨大ファンド“ソフトバンク・ビジョン・ファンド”を運営しています。
運用資産が10兆円を超えるので、テクノロジー系のファンドでは前代未聞の規模になりますね。
ソフトバンクビジョンファンドは、2018年3月期の決算で3,029億円の営業利益を計上しました。
ソフトバンクの営業利益が1兆3,038億円なので、ビジョンファンドがソフトバンクにあたえる影響が非常に大きいですね。
ただし、最大の出資者がサウジアラビア政府なので、政治リスクがあることも忘れてはいけません。
下の図は、ビジョンファンドに組み入れている銘柄です。
モネに日野・ホンダが参加、社長「さらに声かける」 https://t.co/Zk7uRnAKE1
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) March 28, 2019
ソフトバンクは、トヨタ自動車とモビリティサービスをてがける企業を設立しました。
キチンと自動運転に対して、布石をうっていますね。
株主優待
ソフトバンクグループ(9984)の株主優待は、年2回もらえる株主優待券です。
権利確定日は、”3月末”と”9月末”です。
次の権利付き最終日は、2019年9月26日(木)です。
2019年9月26日(木)の15時までに株を購入すれば、株主優待がもらえます。
特典:携帯電話株主優待
3月末・9月末基準
100株以上
ソフトバンクやワイモバイルの割引料金
携帯電話 利用料金から6カ月間 最大1,000円分
タブレット 利用料金から6カ月間 最大500円分
※対象プランあり
特典:インターネット優待
3月末・9月末基準
100株以上
インターネットの基本料が6ヵ月間無料もしくは割引
直近の株価
直近の株価チャートはこちらです(2019年3月28日終値)。
(直近1年間の株価チャート)
※青色:ソフトバンク・グループ、赤色:日経平均
購入金額
1単元の株式を購入するのに、107万4,500円必要です。
株価 10,745円(2019/03/29 終値)
単元株数 100株
事業別の売上高
事業別の売上高はこちらです(2018年3月期)。
・通信サービス(国内通信事業)
…2兆3,979億58百万円
・物販等売上(国内通信事業)
…7,904億58百万円
・通信サービス売上(スプリント事業)
…3兆1,061億94百万円
・物販等売上(スプリント事業)
…2,976億26百万円
・サービスの提供(ヤフー事業)
…5,272億72百万円
・物品の販売(ヤフー事業)
…3,393億55百万円
・流通事業
…1兆2,280億51百万円
・アーム事業
…1,129億1百万円
・その他
…1,025億4百万円
地域別の売上高
地域別の売上高はこちらです(2018年3月期)。
・日本
…4兆4,456億48百万円
・米国
…4兆429億23百万円
・その他
…6,701億94百万円
決算情報
直近の通期決算(2018年3月末)はこちらです。
・売上高
…9兆1,587億65百万円(前年同期比2.9%増)
・営業利益
…1兆3,038億1百万円(前年同期比27.1%増)
・経常利益
…3,846億30百万円(前年同期比46.0%減)
・当期利益
…1兆389億77百万円(前年同期比27.2%減)
大株主
従業員の状況
従業員の状況はこちらです(2018年3月末)。
ソフトバンク・グループは、全体で20,220名の従業員が在籍しています。
()内は臨時雇用者数です。
ソフトバンク・グループ単体の状況はこちらです(2018年3月末)。
・従業員数 17,148名
・平均年齢 38.9歳
・平均勤続年数 11.6年
・平均年間給与 784万2千円
今回のまとめ
今回の記事のポイントはこちらです。
・ソフトバンクは、情報革命を旗印にM&Aで事業を拡大してきた
・カリスマ経営者・孫正義氏が創業した企業
・ヤフーは安定した利益を稼いでいる
・ビジョンファンドの運用状況によって、業績は大きく変動する
ソフトバンク(9984)は「情報革命」を旗印に様々な企業買収をすすめてきた国内最大のテクノロジー企業です。
携帯電話事業だけでなく、スプリント事業やYahoo!事業、流通事業、アーム事業などの様々な事業を展開しています。
関連資料
ソフトバンクグループ:『有価証券報告書』
ソフトバンクグループ:『公式HP』
ソフトバンクグループ:『決算時説明資料』
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