資生堂(4911)は、国内最大の化粧品メーカーです。
株主優待は”自社製品(選択制)です。
企業名 | 株式会社 資生堂 |
種類 | 化学 |
権利確定月 | 12月 |
優待内容 | 自社製品(選択制) |
優待回数 | 年1回 |
配当利回り | 0.64% (2019/01/15 終値) |
100株 | 62万3,100円 (2019/01/15 終値) |
資生堂(4911)とは
資生堂(4911)は、アジア最大の化粧品メーカーです。
社名は中国の古典「易経」の一節に由来しており、“人々の生活の中に新たな価値を生み出していこう”とする決意が込められています。
資生堂は、1872年(明治5年)に日本初の洋風調剤薬局として東京・銀座で誕生しました。
1916年に薬局から化粧品部門が独立して、現在の資生堂へとつながっています。
資生堂(4911)は、日本を代表する化粧品ブランドを数多く提供しています。
特に“マキアージュ”や“エリクシール”、“SHISEIDO”は有名ですね。
高価格帯化粧品
・SHISEIDO
・クレ ド ポー ポーテ
・NARS
・イプサ
・Dolce & Gabbana
中価格帯化粧品
・マキアージュ
・エリクシール
低価格帯化粧品
・TSUBAKI
・専科
資生堂はただ化粧品を販売するだけではなく、価格帯や販売場所などの戦略に応じてブランドを展開しています。
資生堂は、自社の製品を4つに分けています。
日本と中国、アジア地域では、全方位で化粧品を提供しています。
資生堂は自社の製品を“プレステージ”と“フレグランス”、“コスメティクス”、“パーソナルケア”の4つに分けて提供しています。
プレステージ
…デパートや化粧品専門店でカウンセリングを通じて販売
例).SHISEIDO、クレ・ド・ポー ポーテ、NARS、イプサ
フレグランス
…著名なデザイナーとのコラボレーション製品
例).Dolce&Gabbana、ISSEY MIYAKE、narciso rodriguez
コスメティクス
…ドラッグストアや量販店を中心に提供している中低価格帯化粧品
例).マキアージュ、エリクシール、アネッサ、プリオール
パーソナルケア
…ドラッグストアや量販店んを中心に提供している低価格帯化粧品
例).専科(SENKA)、TSUBAKI
資生堂の提供する製品の原価は、2割程度です。
下の図をみると、原価よりも人件費のコストの方が大きいです。
商品の内容よりも、イメージの方が重要みたいですね。
資生堂はROEを高めて、2020年に14%超を目指しています。
下の図の通り、人件費などのコストを削減して利益を出すことが目標です。
資生堂は、地域別に戦略を変えています。
ただし、『利益率を上げること』を至上命題としていますね。
株主優待
資生堂(4911)の株主優待は、年1回もらえる”自社製品(選択制)”です。
権利確定日は、”12月末”です。
次の権利付き最終日は、2019年12月26日(木)です。
2019年12月26日(木)の15時までに株を購入すれば、株主優待がもらえます。
特典:自社製品(選択制)
12月末基準
100株以上1,000株未満
自社製品(選択制)
1,000株以上
自社製品(選択制)
直近の株価
直近の株価チャートはこちらです。
(直近2年間の株価チャート)
※青色:資生堂、赤色:日経平均
購入金額
1単元の株式を購入するのに、62万3,100円必要です。
株価 6,231円(2019/01/15 終値)
単元株数 100株
事業別の売上高
事業別の売上高はこちらです(2017年12月期)。
・日本事業
…4310億26百万円(前年同期比13.1%増)
・中国事業
…1,442億66百万円(前年同期比22.2%増)
・アジアパシフィック事業
…541億69百万円(前年同期比18.8%増)
・米州事業
…1,404億13百万円(前年同期比10.1%増)
・欧州事業
…1,284億18百万円(前年同期比36.4%増)
・トラベルリテール事業
…444億95百万円(前年同期比79.3%増)
・プロフェッショナル事業
…479億59百万円(前年同期比6.7%増)
・その他
…143億14百万円(前年同期比2.3%増)
地域別の売上高
地域別の売上高はこちらです(2017年12月期)。
・日本
…4569億29百万円
・米国
…1377億88百万円
・米州(米国を除く)
…261億46百万円
・欧州
…1283億34百万円
・中国
…1609億51百万円
・アジアオセアニア(中国を除く)
…949億14百万円
決算情報
直近の通期決算(2017年12月末)はこちらです。
・売上高
…1兆50億62百万円(前年同期比18.2%増)
・営業利益
…804億37百万円(前年同期比118.7%増)
・経常利益
…803億27百万円(前年同期比116.1%増)
・当期利益
…227億49百万円(前年同期比29.1%減)
大株主
従業員の状況
従業員の状況はこちらです(2017年12月末)。
資生堂は、全体で37,438名の従業員が在籍しています。
※臨時雇用者数8,271名
資生堂単体の状況はこちらです(2017年12月末)。
・平均年齢 40.8歳
・平均勤続年数 723万9,104円
今回のまとめ
今回の記事のポイントはこちらです。
・資生堂は、国内最大の化粧品メーカー
・地域別に細かく戦略を立てて、製品を提供している
・原価率は2割程度で、大半が広告と人件費
・利益を出る体制の構築をすすめている
資生堂(4911)は、国内最大の化粧品メーカーです。
ただ化粧品を提供するだけでなく、価格帯や販売場所などの戦略に応じてブランドを使い分けています。
資生堂は国内では圧倒的な存在感がありますが、利益率が低いことがネックでした。
そのため、2020年までに利益率を上げることを目標に掲げています。
関連資料
資生堂:『有価証券報告書』
資生堂:『公式HP』
資生堂:『決算時説明資料』
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