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パナソニック(6752)の解説【株価・株主優待・決算】

パナソニック 株価 決算 見通し
パナソニック(6752)は、白物家電やAVC機器、電池、住宅設備などを幅広く展開している企業です。
株主優待は、ありません。

企業名 パナソニック 株式会社
種類 電気機器
権利確定月
優待内容
優待回数
配当利回り
100株 10万6,700円
(2019/01/11 終値)

パナソニック(6752)とは


パナソニック(6752)は、白物家電やAV機器、電池、住宅機器などの事業を展開しています。
かつてパナソニックの主力事業は家電でしたが、現在はかなり分散されています。
パナソニックは下の図の通り、カンパニー・事業部制をとっており事業範囲が幅広いです。
パナソニック 事業内容

パナソニックは、主に4つのカンパニーに分かれています。
幅広い事業をカンパニー制度で上手にまとめています。
パナソニック 事業 カンパニー

アプライアンス社
…TVなどのAVC機器、エアコンや洗濯機などの生活家電、美容機器
エコソリューションズ社
…太陽光発電やエレベーター、住宅
コネクティッドソリューションズ社
…製造や物流、セキュリティ、航空、エンターテイメント
オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社
…車載システム、電池、半導体

パナソニックは、自社の事業を”高成長事業”と”安定成長事業”、”収益改善事業”で分かれています。
今後は、自動車関連の製品やサービスが伸びていくようですね。
下の図の通り、“収益改善事業”の貢献度は非常に低いです。
利益の出ていない事業を売却する可能性もありそうですね。
パナソニック 事業 利益


パナソニックは、1917年に松下幸之助氏が電球用ソケットの販売を始めたことが、会社としてのスタートになります。
創業当初は、松下夫妻と奥さんの弟・井植歳男(のちに三洋電機を創業)の3人だけしかいませんでした。
その後何度も潰れそうになりましたが、戦後の高度経済成長期の流れにのって大きく業績を伸ばしていきました。
パナソニック 歴史


パナソニックの事業で、1番将来性が期待できるのが車載用電池です。
現在の電池メーカーは、最大手のパナソニックを頂点にして、韓国の“サムソンSDI”と“LG Chem”、中国の“CATL”と“BYD”の5メーカーに集約されています。
パナソニックの電池の性能は、世界で1番といっても良いと思います。
ただし、価格は中国メーカーの方が安いですね。
パナソニックの車載用電池は、テスラなどの電気自動車に採用されています。
電気自動車の生産が伸びていけば、パナソニックの業績も大きく伸びていくことが予想されます。
パナソニック 車載用電池


実は、パナソニックは一時期経営危機に陥りました。
下の図の通り、2012年3月期、パナソニックは7,721億円の巨額赤字に陥りました。
パナソニック 利益 推移
経営状況の悪かった2012年6月に社長に就任したのが、現在社長の津賀 一宏氏です。
津賀社長は、プラズマテレビから撤退したり、BtoB事業へのシフトをすすめました。
かなり思い切った改革だったため、『創業以来の大改革』とよばれました。
特に本社のエリートを7,000人から130人に大幅に縮小したことは、津賀社長の本気度があらわれています。
津賀社長でなかったら、現在のパナソニックの復活はなかったかもしれません。
パナソニック 業績

株主優待

パナソニック(6752)には株主優待がありません。

直近の株価

直近の株価チャートはこちらです。
パナソニック 株価チャート
(直近2年間の株価チャート)
青色:パナソニック赤色:日経平均

購入金額

1単元の株式を購入するのに、10万6,700円必要です。
株価 1,067円(2019/01/11 終値)
単元株数 100株

事業別の売上高

事業別の売上高はこちらです(2018年3月期)。

アプライアンス
…2兆5,884億25百万円
エコソリューションズ
…1兆6,234億64百万円
コネクテッドソリューションズ
…1兆1,192億91百万円
オートモーティブ&インダストリアルシステムズ
…2兆8,035億33百万円
その他
…6,758億66百万円
※グラフには消去・調整が考慮されていません

パナソニック 事業別売上高

アプライアンス事業


アプライアンス事業では、以下のような商品を提供しています。

AVC機器
…テレビ(ビエラ)、ポータブルTV、BD/DVDレコーダー
生活家電
…冷蔵庫、レンジ、IH調理器、炊飯器、トースター
美容・健康・補聴器
…ヘアケア、フェイスケア、ボディケア、シェーバー
住宅設備
…ビルトインキッチン、ビルトインレンジ

エコソリューションズ事業


エコソリューションズ事業では、住宅やビルなどを対象に環境関連製品や介護、リフォームなどのサービスを提供しています。
太陽光発電システムにも注力しています。

コネクティッドソリューションズ事業


コネクティッドソリューションズ事業では、”流通”や”物流”、”エンターテイメント”、”パブリック”、”アビオニクス”、”製造”の6つの領域に製品やソリューションを提供しています。
パナソニックは、決済システム(ICカード)やセキュリティカメラの販売で有名です。

オートモーティブ&インダストリアルシステムズ事業


オートモーティブ&インダストリアルシステムズ事業では、車載関連製品や電池、電子デバイス、半導体などを提供しています。

地域別の売上高

地域別の売上高はこちらです(2018年3月期)。

・日本
…3兆7,240億61百万円
・米国
…1兆2,375億27百万円
・米州(米国を除く)
…1,307億70百万円
・欧州
…8,210億53百万円
・中国
…9,816億97百万円
・アジア(中国除く)
…1兆870億56百万円

パナソニック 地域別売上高

決算情報

直近の通期決算(2018年3月末)はこちらです。

売上高
…7兆9,821億64百万円(前年同期比8.7%増)
営業利益
…3,805億39百万円(前年同期比37.5%増)
経常利益
…3,785億90百万円(前年同期比37.6%増)
当期利益
…2,360億40百万円(前年同期比58.0%増)

パナソニック 決算

大株主

パナソニック 大株主

従業員の状況

従業員の状況はこちらです(2018年3月末)。
パナソニックは、全体で274,143名の従業員が在籍しています。
パナソニック 従業員
パナソニック単体の状況はこちらです(2018年3月末)。
・従業員数 61,311名
・平均年齢 45.6歳
・平均勤続年数 22.9年
・平均年間給与 768万506円
パナソニック 従業員

今回のまとめ


今回の記事のポイントはこちらです。

パナソニックは4つのカンパニーに分かれているコングロマリット企業
テレビや半導体などの収益改善事業は、利益が全然出ていない
今後のパナソニックの主力事業は、車載電池
”創業以来の大改革”を経て強い収益力の企業となりつつある

パナソニック(6752)は、白物家電やAV機器、電池、住宅機器などの事業を展開しています。
幅広く事業を展開しているので、説明しにくい企業ですね。
TVや半導体、住宅資材、液晶パネルなどの事業は利益が出ていません。
しかし、車載電池やADAS、エアコンなどの事業では大きな利益が出ています。
電気自動車の生産が伸びていくことが予想されるので、特に車載電池には期待がもてそうですね。

関連資料

パナソニック:『有価証券報告書』
パナソニック:『公式HP』
パナソニック:『決算時説明資料』

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