オリックス(8591)は、リースを中心とした金融サービスを展開している企業です。
株主優待は、”ふるさと優待“や”株主カード“です。
企業名 | オリックス 株式会社 |
種類 | 金融業 |
権利確定月 | 3月・9月 |
優待内容 | ふるさと優待、株主カード |
優待回数 | 年2回 |
配当利回り | 4.63% (2019/01/07 終値) |
100株 | 16万4,150円 (2019/01/07 終値) |
オリックス(8591)とは
オリックス(8591)は、リースを中心とした金融サービスを提供している企業です。
リースからスタートしましたが、生命保険や銀行、資産運用、レンタカー、カーシェア、不動産、エネルギー、空港運営など多角的に事業を展開しています。
オリックスは、下記のような事業をグローバルに展開しています。
法人金融
・オリックス
・弥生
メンテナンスリース
・オリックス自動車
・オリックスレンテック
不動産
・オリックス
・オリックス不動産
・オリックスゴルフHD
・オリックス不動産投資顧問
・オリックスリビング
・大阪シティドーム
・オリックスアセットマネジメント
事業投資
・オリックス
・オリックス環境
・オリックス債権回収
・大京
・ネットジャパン
リテール
・オリックス生命保険
・オリックス銀行
・オリックスクレジット
海外
・オリックス
オリックスは、もともと下記の”3商社+5銀行”によって設立された企業です。
最初に手がけたリースが”いさなぎ景気”の影響もあり大当たりしたので、大きく業績を伸ばしました。
オリックスの最大の特徴は、リース事業からスタートして柔軟に事業展開している点です。
以下の様に、幅広いポートフォリオを構築しました。
オリックスは、あくまでも自分の得意な領域の範囲内で勝負しています。
もしリースだけで事業展開していたら、90年代に会社は行き詰っていたでしょうね。
・リース(1964年~)
・融資(1973年~)
・投資(1983年~)
・自動車関連(1984年~)
・不動産(1986年~)
・生命保険(1991年~)
・銀行(1998年~)
・環境エネルギー(1998年~)
・投資銀行(2006年~)
・資産運用(2013年~)
・コンセッション(2016年~)
【関空・新トップが明かす「2兆円落札」の勝算】 オリックス流運営で日本の空港は変わるか : https://t.co/08BBEjrfuC #東洋経済オンライン pic.twitter.com/pGT0eRgmJG
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) January 14, 2016
オリックスは、”ノンバンク”とカテゴライズされることが多いですが、実は金融事業以外の方が売上に占める比率が大きいです。
現在では、コンセッション方式を利用して水族館や空港を運用しています。
オリックスが力を入れているのは、”コンセッション”です。
コンセッションとは、高速道路や空港などの公共施設を”所有権は国に残したまま民間企業が運営をおこなう”スキームです。
オリックスは、関西国際空港と伊丹空港の運営権を獲得しています。
株主優待
オリックス(8591)の株主優待は、年2回もらえる”株主カード”と年1回(3月)もらえる”ふるさと優待”です。
権利確定日は、”3月末”と”9月末”です。
次の権利付き最終日は、2019年3月26日(火)です。
2019年3月26日(火)の15時までに株を購入すれば、株主優待がもらえます。
特典:ふるさと優待
3月末基準
100株以上
ふるさと優待カタログ(Aコース・Bコース)
Aコース
保有株数:100株以上
保有年数:3年以上継続保有
特典:株主カード
3月末、9月末基準
100株以上
株主カードの発行
※株主カードは、半期ごとに送る株主通信”悠”に同封しています。
株主カードを提示すると、様々なサービスを割引価格で提供できます。
・宿泊、食事
・野球観戦
・水族館
・有料老人ホーム
・カーリース
・ゴルフ
・人間ドッグ
直近の株価
直近の株価チャートはこちらです。
(直近2年間の株価チャート)
※青色:オリックス、赤色:日経平均
購入金額
1単元の株式を購入するのに、16万4,150円必要です。
株価 1,641.5円(2019/01/07 終値)
単元株数 100株
事業別の売上高
事業別の売上高はこちらです(2018年3月期)。
・法人金融サービス
…1,157億12百万円
・メンテナンスリース
…2,757億40百万円
・不動産事業
…1,729億48百万円
・事業投資
…1兆4,023億13百万円
・リテール事業
…4,286億97百万円
・海外事業
…4,774億20百万円
法人金融サービス事業
リース事業は、1964年の会社設立時から展開してきたオリックスの原点です。
長年、オリックスグループの中核事業となっています。
全国の営業店を通じて、法人向けにリースや融資をおこなっています。
メンテナンスリース事業
メンテナンスリース事業は、自動車リースやレンタカー、カーシェアリング、IT関連機器などのレンタルやレースを提供しています。
不動産事業
不動産開発・賃貸事業は、オフィスビルや商業施設、物流施設、マンションなどの開発や賃貸などを提供しています。
施設運営事業では、ホテルや旅館、水族館、ゴルフ場、研修所、有料老人ホーム、劇場などの運営を手がけています。
事業投資事業
事業投資事業では、環境エネルギーや債権回収、プリンシパル・インベストメントなどを提供しています。
環境エネルギー事業では、太陽光、地熱、風力、バイオマスなどによる発電事業や電力小売事業、リサイクル事業をおこなっています。
リテール事業
リテール事業では、生命保険や銀行、カードローンなどを提供しています。
オリックス生命保険は、医療保険やがん保険、死亡保険などの販売に注力して取り組んでいます。
オリックス銀行では、住宅ローン事業とカードローン事業を中心に展開しています。
海外事業
海外事業では、海外でリースや融資、債券投資、投資銀行、アセットマネジメント、航空機、船舶関連のビジネスを展開しています。
決算情報
直近の通期決算(2018年3月末)はこちらです。
・売上高
…2兆8,627億71百万円(前年同期比6.9%増)
・営業利益
…3,361億95百万円(前年同期比2.1%増)
・経常利益
…4,355億1百万円(前年同期比2.5%増)
・当期利益
…3,131億35百万円(前年同期比14.6%増)
大株主
従業員の状況
従業員の状況はこちらです(2018年3月末)。
オリックス・グループは、全体で31,890名の従業員が在籍しています。
オリックス単体の状況はこちらです(2018年3月末)。
・従業員数 3,011名
・平均年齢 42.3歳
・平均勤続年数 13.7年
・平均年間給与 856万519円
今回のまとめ
今回の記事のポイントはこちらです。
・オリックスは、リースを中心とした総合金融グループ
・金融事業以外の方が売上高に占める比率が高い
・空港などの公共施設を運営するコンセッションに力を入れている
・ふるさと優待は、個人投資家に人気がある
オリックス(8591)は、リースを中心とした金融サービスを提供している企業です。
リースだけでなく、銀行や保険、資産運用、レンタカー、カーシェア、不動産、エネルギー、コンセッションなどの事業を多角的に運営しています。
柔軟に事業を変えつつ、上手く展開していますね。
関連資料
オリックス:『有価証券報告書』
オリックス:『公式HP』
オリックス:『決算時説明資料』
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