ANAホールディングス(9202)は、国内最大級の航空会社です。
株主優待は、”割引優待券”などです。
企業名 | ANAホールディングス 株式会社 |
種類 | 空運業 |
権利確定月 | 3月・9月 |
優待内容 | 優待券など |
優待回数 | 年2回 |
配当利回り | 1.78% (2019/01/28 終値) |
100株 | 39万2,600円 (2019/01/28 終値) |
ANAホールディングス(9202)とは
ANA(9202)は、国内最大級の航空会社です。
日本の航空業界は、ANA(全日空)とJAL(日本航空)の2大グループを中心に発展してきました。
ANAの前身となる“日本ヘリコプター輸送”は1952年に設立されたので、ANAは民間航空会社の先駆けとなってきた老舗航空会社です。
航空事業を中心に、下の図のような関連する領域で事業を展開しています。
ANAは、下記の3つのブランドで運営しています。
傘下のバニラ・エアとピーチ・アビエーションは2019年中に統合する予定となっています。
ANA
…国内最大級の航空ブランド
バニラ・エア
…国内線だけでなく、アジア各国に国際線を提供しているLCC(格安航空会社)
ピーチ・アビエーション
…関西国際空港を拠点とするLCC(格安航空会社)
ANAは、世界最大の航空連合“スターアライアンス”に加盟しています。
航空会社は世界各地で航空連合を組むことで、互いの会社を紹介して、様々な場所に飛行機を飛ばせるようにしています。
スターアライアンスは、ユナイテッド航空やエアチャイナ、シンガポール航空なども所属しているので、最も加盟会社の多い航空連合となっています。
世界で最も多くの加盟会社をもっている航空連合に参画していることは、ANAの大きな強みになっています。
ちなみに、JALは“ワンワールド”に加盟しています。
ANAの接客は、世界的に評価が非常に高いです。
英国のSKYTRAX社が運営している「ワールド・エアライン・レーティング」で、2013年から6年連続で世界最高評価となる『5スター』を獲得しています。
現在『5スター』の認定を受けているのは世界で11社しか存在しません。
直近の決算(2019/01/30 更新)
2019年1月29日(火)、ANAは2019年度第3四半期の決算を発表しました。
・売上高
…1兆5,684億31百万円(前年同期比5.2%増)
・営業利益
…1,566億8百万円(前年同期比5.6%減)
・経常利益
…1,541億63百万円(前年同期比5.9%減)
・当期純利益
…1,068億38百万円(前年同期比30.2%減)
売上高は、第3四半期として”過去最高”となりました。
原油価格が上昇しているため、減益となっています。
株主優待
ANAホールディングス(9202)の株主優待は、年2回もらえる”優待券など”です。
権利確定日は、”3月末”と”9月末”です。
次の権利付き最終日は、2019年3月26日(火)です。
2019年3月26日(火)の15時までに株を購入すれば、株主優待がもらえます。
特典:ANA国内線搭乗優待券
3月末、9月末基準
株主優待番号1つにつき、”株主優待割引運賃”や”小児株主優待割引運賃”、”プレミアム株主優待割引運賃”または”プレミアム小児株主優待割引運賃”を利用できます。
100株以上200株未満
株主優待番号案内書 1枚分
200株以上300株未満
株主優待番号案内書 2枚分
300株以上400株未満
株主優待番号案内書 3枚分
400株以上1,000株未満
株主優待番号案内書4枚分
+400株超過分200株毎に1枚
1,000株以上100,000株未満
株主優待番号案内書 7枚分
+1,000株超過分400株毎に1枚
100,000株以上
株主優待番号案内書 254枚分
+10万株超過分800株毎に1枚
特典:ANAグループ提携ホテル優待券
3月末、9月末基準
100株以上
ANAとの提携ホテルが10%以上割引
特典:国内・海外パッケージツアー商品割引
3月末、9月末基準
100株以上
・ANAスカイホリデー(国内ツアー)
・ANAハローツアー(海外ツアー)
・ANAワンダーアース(海外ツアー)
それぞれ7%の割引で利用可能
特典:空港内売店での買い物
3月末、9月末基準
100株以上
空港内売店 10%割引
特典:ゴルフ
3月末、9月末基準
100株以上
ゴルフ 株主優待料金でプレー可能
直近の株価
直近の株価チャートはこちらです。
(直近2年間の株価チャート)
※青色:ANA、赤色:日経平均
購入金額
1単元の株式を購入するのに、39万2,600円必要です。
株価 3,926円(2019/01/28 終値)
単元株数 100株
事業別の売上高
事業別の売上高はこちらです(2018年3月期)。
・旅客収入(国内線)
…6,897億60百万円(前年同期比1.7%増)
・貨物収入(国内線)
…307億10百万円(前年同期比0.5%減)
・郵便収入(国内線)
…33億88百万円(前年同期比0.8%減)
・旅客収入(国際線)
…5,974億46百万円(前年同期比15.6%増)
・貨物収入(国際線)
…1,180億2百万円(前年同期比26.5%増)
・郵便収入(国際線)
…59億34百万円(前年同期比22.0%増)
・その他の収入(航空事業)
…2,859億33百万円(前年同期比36.9%増)
・航空関連収入(航空関連事業)
…2,843億31百万円(前年同期比7.5%増)
・パッケージ商品収入・国内(旅行事業)
…1,270億65百万円(前年同期比2.9%減)
・パッケージ商品収入・国際(旅行事業)
…216億58百万円(前年同期比13.0%増)
・その他の収入(旅行事業)
…105億66百万円(前年同期比0.5%減)
・商社事業収入(商社事業)
…1,430億39百万円(前年同期比4.6%増)
・その他の収入(その他)
…387億8百万円(前年同期比11.3%増)
※グラフにはセグメント間取引は考慮されていません。
地域別の売上高
地域別の売上高はこちらです(2018年3月期)。
・日本
…1兆6,046億4百万円
・海外
…3,671億95百万円
決算情報
直近の通期決算(2018年3月末)はこちらです。
・売上高
…1兆9,717億99百万円(前年同期比11.7%増)
・営業利益
…1,645億16百万円(前年同期比13.0%増)
・経常利益
…1,606億36百万円(前年同期比14.4%増)
・当期利益
…1,438億87百万円(前年同期比45.6%増)
大株主
従業員の状況
従業員の状況はこちらです(2018年3月末)。
ANAは、全体で41,930名の従業員が在籍しています。
ANA単体の状況はこちらです(2018年3月末)。
・従業員数 170名
・平均年齢 46.2歳
・平均勤続年数 2.68年
・平均年間給与 761万6千円
今回のまとめ
今回の記事のポイントはこちらです。
・ANAは、国内最大級の航空会社
・ANAの株主優待は、優待券や割引券
・傘下にピーチ・アビエーションとバニラ・エアをもっている
・ANAの接客レベルは、世界的に高評価
ANAホールディングス(9202)は、国内最大級の航空会社です。
世界最大の航空連合”スターアライアンス”に加盟しています。
ANAの接客レベルは、世界的に非常に高い評価を受けています。
SKYTRAX社の”ワールド・エアライン・レーティング”で、6年連続で世界最高評価となる『5スター』を獲得しています。
関連資料
ANA(全日空):『有価証券報告書』
ANA(全日空):『公式HP』
ANA(全日空):『決算時説明資料』
注意事項
・当サイトに掲載されている事項は、投資に関する情報の提供を目的に作成したものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません
・当サイトは特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません
・最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします
・当サイトでは、債券についての情報を提供しています。